特殊部隊でも採用された Umarex HK53 ガスブロ アサルトライフルが入荷!
2023年2月に新製品情報としてORGA Airsoft OUTLINEでご紹介させて頂きました、Umarex HK53 ガスブロ が入荷しました!
Umarex HK53 ガスブロ は、H&K(Heckler & Koch)の正式ライセンスを受け製造されており、その品質の良さは既にUmarex MP5 や各種ハンドガンでもお墨付きと言えます。今回は入荷間もない HK53 ガスブロ についてご紹介させて頂きます。
Umarex HK53 ガスブロ 外観
9mm弾を使用するサブマシンガンの名機H&K MP5とは異なり、HK53は5.56mmライフル弾に対応するレシーバーが特徴です。マガジンだけを見比べてしまえば、一目してその違いは判断することができますが、基本的なデザインは同社G3やPSG-1と共通する点があり、H&Kがいかに洗練された設計であることが伺えます。
エジェクションポートは大型化されており、ボルトキャリアも5.56mmのストロークに合わせた新規設計となっています。
ロアーレシーバーは、いわゆるEarlyレシーバーとなりセレクターポジションには、0=Safe / 1=Semi / 25=Fullが印字されます。また純正でスチールハンマー・トリガーを採用しており、耐久性においては心配はないと思います。更にベストセラーとなっているUmarex MP5 ガスブロのロアーレシーバーと共用もできますので、好みで後期型のロアーに組み替えることも可能です。
リアルなスチールプレスレシーバー
Umarex MP5 ガスブロでも定評のある実銃同様スチールプレス成形のレシーバーは、溶接痕も再現され、使い込むにつれて傷や擦れが軍用銃らしい味わい深い雰囲気になるのも楽しみの一つとなります。
レシーバーエンドには、伸縮可能なリトラクティブストックが取り付けられています。ストック基部はUmarex MP5と共通となりますので、MP5用の固定ストックや社外品ストックの取り付けも可能です。
ローディング操作で負担のかかるコッキングハンドルは頑丈なスチール製で安心して操作が可能です。またボルト閉鎖時はハンドルが自動的にティルトされる仕組みとなっています。
新規設計のボルトキャリア
HK53はMP5と同じくローラーロッキングディレイブローバックと言われる、H&K独自のブローバックシステムを採用しています。ボルトキャリアの形状は9mm弾薬を使用するMP5と比較すると、その大きさの違いは一目瞭然です。ボルトキャリアは軽量なアルミ製ながらもロングストロークの勢いのあるリコイルを楽しむことができます。
MP5 Gen2ではデザインが変更された、エキストラクターピンも復活しておりボルトオープン時の雰囲気も抜群です。
HOP調整機構
HOP調整機構はUmarex MP5 ガスブロ Gen2から採用されたアウターバレルの基部から調整が可能となっています。調整ダイヤルも手で回し易い工夫がされており、ハンドガードを外すだけでHOP調整を行うことができます。
HK53 ガスブロ 専用マガジン
HK53は、現代のM4/16を筆頭に各国のアサルトライフルで使用可能なSTANAG マガジンが制定される以前に開発されたこともあり、マガジンも独自となります。実銃の外装を模したリアリティー溢れる雰囲気となっています。マガジン重量は396gとなっています。
マガジンのキックバルブは非常にユニークな構造となっており、残弾がゼロになるとノッカーがバルブを叩けない位置にスライドします。Umarex MP5 Gen2は、残弾が無くなるとボルトキャリアが閉鎖手前で止まり、トリガーを引いてもハンマーが落ちない仕組みとなっていました。今回その機構に加えて、マガジン側にもファイヤリング回避のギミックが搭載されたことでボルトストップ機能の無いHK53のリアルな操作感と作法を再現したと言えます。
キックバルブはフォロアーと連動しますが、BB弾を入れた後は指でキックバルブを中央の位置に戻す操作が必要となります。
またキックバルブと連結するパーツがマガジンから少し突出しており、レシーバーにマガジンを挿入する際にキックバルブが動いてしまうことがあります。それを回避するためには、写真のパーツをマガジンの後端から出ないように少しだけカットを行います。こちらのパーツは樹脂製ですのでカッター等で簡単に切ることができますが、作業の際はくれぐれも怪我の無いようにお気をつけ下さい。
マガジンには空撃ちモードの切り替えスイッチがあります。空撃ちモードに入れるとBB弾を押し上げるフォロアーが下がり、ノズルと干渉しない位置しない仕組みとなっています。キックバルブは常にセンター位置で固定されますので、空撃ちをメインに使用されるユーザー様は上記の加工は特段必要ございません。
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H&K HK53とは
H&K HK53は、同社のアサルトライフル G3をベースに設計されたMP5と同じく、H&K独自のローラーロッキングディレイドブローバック方式を持ったアサルトライフルです。
HK53の原型モデルであるHK33は、G3で使用する弾薬7.62x51mm弾を、1950年代後半からレミントン223弾薬を改良しAR-15/M16用弾薬として登場し西側諸国の標準弾薬として採用する流れがあった5.56x45mm弾に変更することで小型化に成功したアサルトライフル(突撃銃)です。
H&Kのローラーロッキングディレイドブローバック方式は様々な口径や弾薬に対応するという素性の良さがあります。それは拳銃弾として最もポピュラーな9x19mm弾を使用する MP5サブマシンガン の成功においても生かされています。
HK53は、HK33の銃身長をさらに短い211mm(約8.3インチ)とすることで、ビーグルや戦闘車両での携行性や緊急時の自衛力を高めるだけでなく、小隊編成の特殊作戦においても効力を発揮しました。
HK53は、反動の大きい7.62mmを使用するG3や、遠射性能やストッピングパワーでは劣る9mm弾のMP5と比較しても非常にバランスの良い性能を持っています。1967年に5.56x45mm弾が正式にNATOの標準弾薬として決定されたこともあり、世界各国の軍や警察部隊で採用が進むこととなります。
その流れを加速させたのは、世界の特殊部隊のお手本でもあるイギリス陸軍空挺部隊SAS(Special Air Service)での採用です。SASは同時期にG3やMP5も採用していたことから、H&Kの信頼性はもとより、幅広い作戦任務を担うSASにおいて、遂行する任務に合わせた最適な銃器の選択を行なっていたものと考えられます。
HK53はイギリスにおいて、要人警護部隊や海兵隊(Marine Royal)でも採用されました。HK53の伸縮ストックモデルHK53A3は、2003年イラク戦争において警護を行う部隊での使用も確認できます。既に設計から半世紀以上が経過するHK53ではありますが、その信頼性の高さは確固たるもので、SASでは現在においても継続して採用が続いていると言われています。
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